新宿でお腹は空いていないが、腰を下ろしてちょっと休みたいとき『どこもいっぱいで席を確保できない!』なんてことは珍しくありません。有名どころのカフェはどこも満席で騒がしくて落ち着かない、そんな方のために今回は昔から新宿で経営されているクラシカルな純喫茶店をまとめました。
新しいショッピングビルも建設されトレンドのお店もいいですが、ノスタルジックな昔ながらのお店が共存しているのも新宿ならではの特徴。新宿を知り尽くす超穴場スポットをご紹介します。
珈琲館らんぶるin新宿東口
新宿東口から出て徒歩3分ビックロの裏あたりにある『珈琲館らんぶる』。クラシカルな雰囲気は有名なので若い方の利用もあり、日曜日の午後は入店に並ぶ人もいます。
一階が喫煙席で地下が禁煙席と別れています。(画像は禁煙席のもの)
天井にはアンティーク調のシャンデリア風照明がぶら下がり、ベルベット生地のソファーは劇場チックな印象ですが、どうやら喫茶店の営業40年ほど以前は『音楽ホール』として大人の社交場的存在だったらんぶる。その頃の名残として、旧型のスピーカーが今も店内に設置されています。
1970年もの巨大音楽ホール
40年前となると1970年代に併設されていたことになるので、山口百恵さんらが活躍した時代であり音楽番組ばかり放送されていた頃、音楽が日常に流行中の時代。こちらではクラシックを主に流していたのだとか。
今回は禁煙席を利用させていただきました。ソファーと椅子も当時のままなのでかなり高さが低めです。長身の方や大柄の方だと窮屈に感じるコンパクトさだと思います。スマホの電波も入りにくいのでこちらでの待ち合わせは連絡が取れなくなりそうです。ネット環境など気にせず読書したり、話をしたりと密接したコミュニケーションができることに間違いありません。冷暖房もまあまあなので外の気温とはそこまで差はない感じ、利用時が夏場でしたので冷房で体が冷えてしまうようなことはなさそうです。
誰もが知っている懐かしさが貴重
らんぶるの喫茶メニューは『誰もが知っている』懐かしさのイメージそのもの。レモンスカッシュ・メロンソーダにはサクランボが浮かび、ピザトーストも絵に描いたようなヴィジュアルにいちいち『この感じ、、知ってる』と世代でなくても昭和を感じることができてしまうのです。
出典:Instagram
紙コースーターに店名を入れたごく細ストローも当時のまま。これらのメニューは純喫茶でしか味わうことができないと思うとさらに恋しさも増します。
出典:Instagram
地下の階段を降りるドキドキ感は期待感を高めてくるし、らんぶるならではの昭和感は行く価値ありの喫茶店。1970年代の雰囲気を知ることができます。
[ 営業時間 ] 9:30~23:00(L.O.22:30)
[ 電話番号 ] 03-3352-3361
[ 店舗名 ] 珈琲らんぶる
[ 店舗住所 ] 東京都渋谷区道玄坂2-24-1東急百貨店7F
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珈琲 西武in新宿東口中央通り沿い
新宿中央通り沿いメトロ会館2階にある『珈琲西武』。らんぶるに並ぶ有名な純喫茶ですが、場所がわかりにくいので行列まではできませんが休日の午後は満席。サラリーマン風の常連さんが多くついているようで若い客層はあまり見られませんでした。
出典:公式サイト
モダンホテルな風合いの内装
珈琲西武2階ながら、一階の路面に看板と食品サンプルがあるのですぐにわかります。自動ドアを通ると、ホテルロビーを思わせるフロアには絨毯(じゅうたん)がひかれ、ステンドグラス調の照明が店内を照らしています。半個室に仕切られたソファー席なのでプライベートな空間が守られているからかついつい話し込んでしまいそう。壁がタイル張りであったり、木目調であったりとレトロでモダンな雰囲気が売りです。
純喫茶パフェを目当てに来店してほしい!
珈琲西武を訪れたのならば是非パフェをオーダーしてほしい。地方出身者なら地元に帰ればあるかもしれないが、ここ東京では珍しい昔ながらのバラエティに富んだパフェを堪能することができるんです!
子供時代に憧れだったパフェが食べられるとあって大人たちの席でオーダーされているのも見受けられます。そうしたファンがついているからか期間限定パフェも更新されているのでぜひチェックして見て。
ただこちら、ソファもピンクでステンドグラス照明にパフェがおすすめと紹介文だけ見ると乙女チックなんですが、なぜかサラリーマンばかりの店内です!
[ 営業時間 ] 7:00~23:30
[ 定休日 ] 無休
[ 電話番号 ] 03-3354-1441
[ 店舗名 ] 珈琲西武
[ 店舗住所 ] 東京都新宿区新宿3-34-9 メトロ会館 2F
珈琲タイムスin新宿東口
一人でのんびりしたい時におすすめなのが『珈琲タイムス』。新宿東口をでて徒歩2分の好立地になぜか経営を続けられているレトロ感たっぷりの喫茶店。
出典:hateblo
実はタイムスはおしゃれな若者が密かに話題にしており、店員さんも超イマドキ風。おしゃれが時代を巡り一周するって話がありますが、和風と洋風が入り混じる昭和感に惹かれる感性は理解できますよね。
レジ横ダイヤル式公衆電話がある風景が昭和へタイムスリップ
珈琲タイムスのレジ横には懐かしのダイヤル式公衆電話があります。スマホ世代には考えられないアナログ式電話かと思いますが、操作したことがない世代にとってインテリアとしておいているのかもしれません。純喫茶の雰囲気演出にとても貢献している風景ですよね。
出典:pinterest
昭和世代にとっては『純喫茶のレジ横といったらダイヤル式公衆電話だろ』って方には嬉しい風景。しかも新宿でこの光景を見られるとは、ちょっとしたレア感。
昭和生まれのソウルフード!ケチャップ味のナポリタン
出典:Instagram
純喫茶のど定番メニューとして人気のナポリタンは、ケチャップ味でウィンナーと玉ねぎがたっぷりにピーマン。この味をお袋の味としている方も少なくないのでは、、昭和生まれにとってはソウルフード。東京はレストランパラダイスなんで有名シェフ・名店パスタを食べることは可能ですが、、やっぱナポリタンはこの味であって欲しい。コーヒーブレンド550円なのでナポリタンセットにすれば生野菜サラダ・コーヒーor紅茶付きで950円とお得なのでコーヒー以外を堪能する価値ありです。
画像では見切れてますが、テーブルはクラフト調のアンティーク。とってもおしゃれです。
[ 営業時間 ] 8:00~22:00
[ 定休日 ] 12月31日と1月1日
[ 電話番号 ] 03-3354-1948
[ 店舗名 ] 珈琲 タイムス
[ 店舗住所 ] 東京都新宿区新宿3-35-11
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珈琲貴族エジンバラin新宿三丁目
変わらない24時間営業
以前新宿歌舞伎町の入り口の並びにあった『珈琲貴族エジンバラ』。現在は移転し新宿M&Eスクエアビル2階へ、24時間営業は変わらず。席数を増やし営業復活しています。(画像は移転前のものです。)
珈琲貴族は創業から40年、リニューアル移転され店内は新品同様になったが新宿三丁目駅から徒歩30秒になりさらに利便性が良くなり変わらぬ新宿の顔には違いなく、さらにwifi使い放題と進化しました!
名物カフェオレも健在!
珈琲貴族の名物は高い位置からミルクをそそぐカフェオレ。こうして注ぐことでクリーミーさがいっぺん上質さをますのです。こんな美味しいカフェオレを24時間年中無休提供をしてくれる喫茶店は日本全国新宿にしかないと思います。
[ 営業時間 ] 24時間
[ 電話番号 ] 03-5379-2822
[ 店舗名 ] 珈琲貴族エジンバラ
[ 店舗住所 ] 東京都新宿区新宿3-2-4 新宿M&Eスクエアビル2F
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まとめ
新宿の純喫茶を調査しましたが、歌舞伎町エリアの場合風格こわめの方もいるので今回は治安も普通で心配ご無用なエリア内だけを紹介したので気軽に行くことができますよ。新宿純喫茶は閉店している店舗も多かったので、今回紹介した店舗はとっても貴重、ぜひ営業を継続して欲しい気持ちがこみ上げてきました。
しかしながら、新宿は平日も休日も人口キャパオーバー!実際どこも混雑しており、狙い目は午前中でした。トレンドのシアトル系カフェもいいですが何気ない時間を過ごすにはもってこいの場所ですよ。